2012/10/29

Arabia 24h Avec ブルー

基本的に流行小説の類は一切読まないようにしているんです。
blogやTwitterでは適当に書いているので問題ないんですが、仕事である程度の分量の文章を書くと何かとその悪影響を感じざるをえないわけで。
平たく言うと、文体に引っ張られちゃうんですよね。
お金をもらって文章を書くのに、誰かの真似っ子ではマズいでしょうと思ってから、自分なり考えた防御策なんです。

一度ハマると、どっぷり漬かっちゃう性格が、まさか最大の趣味の読書を制限することになろうとは、自分自身想像もしていませんでした。
趣味を仕事にしちゃダメですね、少なくとも楽しさは半減します。

んで、流行小説を読まなくなって彼此15年ほど経ちますが、エッセイや古典、時代小説の類はモリモリ読んでおります。
読書に関しては、基本食わず嫌いしないのでw

そんなわけで、先日女優小林聡美さんの「ワタシは最高にツイている」を偶然読んだんです。
映画にドラマ、舞台と大変忙しい女優さんが、その日常を綴ったエッセイなんですが、これがとても面白くて面白くて、あっという間に引きずり込まれました。
恐らく編集者は、なるべく彼女の言葉の雰囲気を壊さないように編集したんじゃないかな、と思わせるような作りで、その語り口の軽妙さ、ポジティブな思考は大変心地いいものでした。
ちょうど「かもめ食堂」の撮影時、ヘルシンキでの出来事も綴られてまして、この連載も映画のプロモーションに一役買っていたんじゃないでしょうか。
好きか嫌いかは置いておくとして、「かもめ食堂」で描かれている”自然体”な女性、無理にかっこつけたり、笑わせようとしていない姿が、このエッセイのテーマだと邪推しています。

で。

やっと本題なんですが、その「かもめ食堂」で密かに話題になったのが、Arabiaの24h Avec。
元々はフィンランド限定販売で、廃盤が決定した後のわずかな期間だけ輸入されていたようで、当時は大変入手困難なお皿だったそうです。

映画に憧れて、おにぎりをこのお皿にのせたい・・・との声を受けたのか、2010年に復刻。
去年も日本の輸入元が再生産したようで、今ならさほど苦労することもなく手にいれられるようになりました。





今回購入したのは、24cmのパスタプレート。
洋食器なのに、どこか和食器のような雰囲気があるので、和洋中なんでもござれな日本人には何かと捗るお皿だと思います。


ところで、あの食堂の主な収入源ってなんなんですかね?

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