2011/10/20

ターコイズとレッド

以前も書きましたが、3月11日の東日本大震災で食器棚が倒れたんですよ。
ええ、それはそれは派手にグラスや食器が割れまして、ひどく落ち込みました。

地元の家具屋さんが比較的早い時期から営業を再開してくれていたので、震災以前から愛用していたRörstrandのSwedish Graceや白山陶器の白磁千段辺りはすぐに元通り補充したんですが、どうにもグラスだけは揃いませんで難儀してました。
と言うのも、なぜかよくグラスを割る癖が子どもの頃からありまして、ペアで買ったグラスがそのままペアのまま残った試しがない有様で、ほとんどバラバラ。
しかも、そのほとんどがディスコンか1点ものだったりしやがりまして、自分のセンスが大衆からかけ離れてるのか、不人気モデルが好きなだけなのか分かりませんが、とにかく割れたグラスのほとんどが手に入らない状態。
ほとほと探し疲れたのもあって、もうね、あれこれ悩まずに定番商品買っちゃえばいいじゃないと開き直ってみることにしました。


てなわけで、iittalaのKartioタンブラーを買いました。



Kaj Franckが1958年にデザインした、このKartio、iittalaのコアデザインの一つらしいです。

日本人から見ると、まんま蕎麦猪口のパクりのように見えますが、日用品として限りなくシンプル且つ飽きないデザインというのは必然的に似てくるのでしょうか。
若干小ぶりに見えますが、容量は200mlあるので決して小さすぎることはありません。
普段から蕎麦猪口くらいの大きさの酒器をあれやこれや集めてるせいかもしれませんが、わたしには丁度いい大きさです。

ちなみに、手前のターコイズが今年の新色だそうで、ディスコンになったターコイズブルーよりも少し色味が濃くなったそうな。

お値段は、通常カラーは1200円ちょいなんですが、このターコイズともう一つの新色リオブラウンが2500円前後。
レッドは世界的な金の価格高騰を受けて、3000円ちょいから4000円くらいになっているっぽいです。

赤を発色させる為に、未だに金をたっぷり使っている辺り、真面目な会社だなーと。
大抵は基本価格から3倍も値段差ができたら、ありがちなフィルムか何かで色をつけて安くしそうなもんですが、そういうことを普通にやらないあたり、昨日今日ポっと湧いて出たなんちゃってデザイン会社とは違うということなんでしょうか。

無駄に頑固というかw

多少の版ズレは味だから!と強気だったりするのも頷けるってなもんですw

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