2016/10/04

コバワックス

たまたまbloggerの統計情報を眺めていたら、検索ワードの項目に「コバ」「蜜蝋」なんてワードが上がっていたのでコバワックスについて書いてみます。


左からエネループ、ホットビューラー、コロンブスのコバワックスです。

エネループはもはや説明はいりませんよね、とにかく何度も繰り返し使えて便利なことこの上ないです。

んで、ホットビューラーなんですが、これはまつ毛を熱でカールさせる美容器具です。
なんでホットビューラーなんぞ使っているのかというと、まず安いんですw
だいたい1000円前後で買えちゃいます。
ライトコントローラーやら手芸用アイロンを買い揃えるよりは安いんじゃないでしょうか。

次に電池式なので、とにかくコンパクトで軽くてコードレス。
さらに熱を帯びている部分と持ち手が近いので、半田ごてや手芸用アイロンよりは取り回しが楽だと思います。

さらに、このTESCOMのホットビューラーは2段階温度調節機能が付いているんです。
LOWで約70度まで温度が上がるんで、融点が65度くらいの蜜蝋だと丁度溶かし込めます。
革の変質が始まる温度が大体80度付近らしいので、意図せず焦がしちゃうこともないわけです。
ちなみに、HIだと約95度まで温度が上がるんで、融点が82度と少し高いカルナバ蝋も溶かしこめます。

今、お試しで使っているコロンブスのコバワックスにはカルナバ蝋が含まれているようなので、HIで丁度いい感じなんですよね。


インスタグラムで教えてもらったんですが、コバワックスは溶かし込みすぎ注意ですw
調子にのってガンガン入れると曲げに弱く、割れまくります(ノ∀`)

サンドペーパーやらトコノールでコバを磨いた後に、どうしても綺麗にならない凹みにワックスでパテ埋めするイメージとでも言えばいいのかしら。
少しコバにワックスをさすってあげて、ゆっくり溶かしこんでやるとッャッャになります。


今のところホットビューラーで不具合は一切感じていないんですが、いかんせん安物なので耐久性がどれほどのものなのかは分かりかねます。

そんなわけで、壊れたらここに追記しますね。


※2017年12月追記


先端部分がぐらついてきたので新調しました。
取り外し可能な先端部分のコームをカッターで切り、根元だけ装着したらしっかりしました。
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして。
ホットビューラーを使用するというのはまさに目から鱗でした。ナイスなアイデアを公開してくださってありがとうございます。

初のコメントで厚かましくも質問させてください。
クロム革のコバ仕上げ材、その後コバオールに代わる物として何かお薦めはありますか?

enough さんのコメント...

コメントありがとうございます。
軽く染みこませるにはホットビューラーはなかなか使いやすいんで重宝してるんです。
んが、しっかり染みこませたい場合は、ちょっと力不足かもしれません。
わたしはまだ試していないのですが、ホットビューラーだけでなく、捻を熱して引いた方がよりワックスが浸透しそうです。
断面だけでなく、側面からも攻めるイメージでw
いずれ試してみるつもりなので、その時記事にしてみますね。

クロムなめし用のコバ仕上げ剤はその後何も試してないんです、すみません。
とりあえず気になっているのはバスコのサーマルコートです。
ビニモと同じ色があるらしいので、ビニモを使うのであれば色を合わせやすいのかなーと。
あとはエルメスやヴィトンが使ってるStahl社のHeatable Edge Paintあたりが手に入るのであれば試してみたいような気もします。
高そうですが(゚ー゚;
実際に試してないのでなんとも言えませんで、申し訳ないです。