2014/05/30

母に捧げた運命の土俵

またには最近読んだ本でも晒してみようかなと思いまして。



はい、今をときめく舛ノ山関の自伝です。

角界一の大食い力士だとか、20秒しか戦えない力士としてドキュメンタリーやバラエティ番組にひっぱりだこなので、ご存知の方も多いかと思います。
TwitterやらSNSでも、その屈託のない少年のような笑顔にメロメロになっている人を多数見かけますし、わたしもその一人だったりします。

三役未経験者としては異例の出版らしいのですが、これを前例に、どんどん力士本を出版してほしいですね。
サッカー選手やアイドルなど、ある程度部数を計算できる対象でもないのに、出版に踏み切った竹書房さんの決断には拍手を送りたいです。

んで、その内容はというと、相撲との出会い、日本人の父親とフィリピン人の母親の離婚、フィリピンでの生活、厳しい相撲の世界、等々、のんべんだらりと生活している幸せな人からは想像のしようもないドラマチックな半生が描かれています。
自暴自棄になったり、性格が捻じ曲がってもおかしくないような厳しい経験をもバネにし、真摯に相撲と向き合う姿勢は素晴らしく、ただの笑顔がかわいいお相撲さんではないということがわかるでしょう。

期待の力士は遠藤だけじゃないぞ!と言いたくなること請け合いです。



と五月場所前に書きかけていたんですが、期待の舛ノ山関は4勝11敗と大きく負け越しまして、幕内陥落確定の状況だったりします。

元大関出島もそうでしたが、突き押しを得意とする力士に怪我が多いのは仕方がないのかなー

まだまだ23歳と若いので、しっかり立て直して、また幕内で暴れまわってほしいものです。

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